【GR III・作例2】対角線構図で雪原の波を撮る【モノクロ撮って出し】

GR III 作例 雪原惑星

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今回の、GR IIIあそびの材料はコチラ。

  • 雪原
  • ライン(線)
  • 対角線構図

ひとくちに雪原と言っても、その表情は様々
風や太陽の当たり方で、同じような場所でも違う被写体として写ります。

この記事では、そんな雪原が作り出したライン(線)を使って遊んでいきます。
記事の中で、どうやって撮ったか?何を意識したか?も紹介しているので、興味のある方は読んでみてください。

本記事の内容
  • 【GR III・作例2】対角線構図で雪原の波を撮る
  • この写真はこう撮った【設定と撮り方】

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目次

【GR III・作例2】対角線構図で雪原の波を撮る世界

GR III 作例 雪原惑星
『−ファルナヴィタス−/ロドリゲス・カミヤ』(笑)

やっぱりGR III、好きです。
ローキー気味輝度差を意識して撮ると、メチャクチャかっこいい!

この写真も、何の変哲もない雪原を写しただけなのですが、いかがでしょうか?
どこかの美術館に『−ファルナヴィタス−/ロドリゲス・カミヤ』などと題名をつけて飾ってあっても違和感がないのでは!?(笑)

冗談はさておき、トーンと黒の表現が本当に素晴らしいと思います。
他のカメラで撮って、自分でレタッチとなっても、私の技量ではここまでできないでしょう。

さらに言うと、GR IIIから出てきた画に手を加えることさえ、怖く感じます。
このバランスを、壊してしまうのではないかと……。

写真左下に向かって、しっかり黒く落ちているところもカッコいいですよね。
写真右上の、雪面の切れ目がスパッと黒く切り落とされている部分も、地平線と宇宙空間の境目のようでクールです。

写りすぎない

このあたりが、GR IIIのモノクロの良さなのかなと思います。
ちなみにこの写真のイメージコントロールは、ハイコントラスト白黒です。

最近GR IIIで撮る時は、ハイコントラスト白黒が8割を超えています(笑)

この写真はこう撮った【設定と撮り方】

  • 1/500
  • F14
  • ISO800
  • イメージコントロール:ハイコントラスト白黒

ISO、SSはもっと下げてよかったですね。

撮り方
イメージづくり

「視線が、一瞬止まった
それは、ここには何かある、のサイン。

周りをよく見て、自分が何に反応したのか確認し、イメージを作っていきます。
こうしたら面白いかもこう撮ったらどうなるかなと、イメージを膨らませます。

撮り方
ピント位置と構図
ピント位置と構図
ピント位置と構図

ピント位置は、赤丸のあたり。
奥過ぎず、手前過ぎず、ピント範囲(被写界深度)の中央を狙うイメージでピントを合わせます。

カメラはコントラストの薄い場所にピントを合わせる事が苦手。
なので赤丸のような、白黒がはっきりしている場所を狙います。

GR IIIは広角レンズ、かつAPS-Cフォーマット。
ピントが浅くなりすぎることは、そんなにないと思いますが、しっかりとF14まで絞ります。
今回の写真のイメージは、手前から奥までピントが合っていること、なので。

構図は対角線構図
手前から奥に、ラインが収束していく感じが面白そうだったので、対角線構図に。

ただ立ってるだけでは思った通りの構図にならないので、足を使って移動しながら構図を決めます。

同時に、よりいい場所はないか探し、自分のイメージに合わせていきます。
この写真も、何度も位置や向きを変えています。

撮り方
カメラの高さと向き

このときのカメラの高さは腰くらい。
カメラの向きは下向き。

カメラのモニターを見ながら微調整を繰り返します。
カメラの高さ、向きで写真の雰囲気が変わるので、よく観察しながらイメージに合わせていきます。

撮り方
露出をあわせる

クールに、硬質に撮りたかったので、露出は抑えめ。

ハイライトが飛ばないギリギリを狙っていきます。
GR IIIには白飛び警告機能が付いているので、それをオンにし活用するとわかりやすいです。

露出はSSを操作して合わせます。
自分なりにOKになったらパチリ。

その他の作例

まとめ

今回の写真は、斜光と雪面が作り出す、光と影のコントラストが面白いと思ったので撮りました。
実際に目で見る景色はここまでハードではなく、よくある雪面です。

GR IIIはそんなよくある雪面を、撮って面白いと思えるものに変えてくれます。
とはいえGR IIIは万能ではありません、どう撮ったら面白くなるのかを考えるのは自分

GR IIIを活かせる場所を、探しに出たくなります。


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