今回の、GR III遊びの材料はコチラ
- 前ボケ
- 幾何学模様
- 斜光
家の中で写真を撮る時、写ってほしくないものが写ってしまう。
できるだけ生活感を出したくない。
そんな時は、前ボケを使って隠してしまいましょう。
後ボケよりも簡単で、位置も調節しやすいのでオススメの誤魔化し方です。
ついでに幾何学模様を意識して構図を組んで、それっぽい雰囲気で仕上げてあります。
- 【GR III・作例3】構図を工夫・邪魔なものは前ボケで隠す
- この写真はこう撮った【設定と撮り方】
![](https://kyotzi-camera.blog/wp-content/uploads/2022/02/3d0e79515c56be09e41cc8748eb41b9c-1024x584.png)
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どうでもいいことですが、GR IIIとGR Digital IIIって、ちょっと紛らわしいですよね。
なんならDigitalって書いてある方が新しいのかな?と思ってしまいます。
いまはGR IIIを手に入れたので間違いませんが、購入前に調べている時は??と思いました。
ついでに言うと、ランドローバーとレンジローバーも紛らわしい。
【GR III・作例3】構図を工夫・邪魔なものは前ボケで隠す
![GR III・ネガフィルム調](https://kyotzi-camera.blog/wp-content/uploads/2023/02/20230124-20230124-R0000160.jpg)
GR IIIには28mmのレンズが付いています。(35mm換算)
正直なところ、家の中で撮るには広すぎる画角。
あれもこれも写ってしまいます。
家族しか見ない写真であれば気にしませんが、ネットにアップするとなると問題あり。
そんな時は、前ボケを作って邪魔なものを隠します。
前ボケの作り方は簡単で、レンズの直前に「何か」を写り込ませるだけ。
ちなみに、今回のイメージコントロールはネガフィルム調。
最近追加された、新しいイメージコントロールです。
GR III:ネガフィルム調
柔らかい雰囲気が魅力のイメージコントロール:ネガフィルム調。
ソフトな光がある時に、使いたくなるイメージコントロールです。
この写真を撮ったときも曇り空で光が柔らかく、光と同じように柔らかい雰囲気のネガフィルム調を選びました。
どちらかと言うと女性的な画作りで、GR III Diary editionのカラーとよくマッチしていると思います。
まぁ、私が撮るのはもっと硬い印象の、ポジフィルム調かハイコントラスト白黒なんですけどね。
この写真はこう撮った【設定と撮り方】
![GR III・ネガフィルム調](https://kyotzi-camera.blog/wp-content/uploads/2023/02/20230124-20230124-R0000160.jpg)
![GR III・ネガフィルム調](https://kyotzi-camera.blog/wp-content/uploads/2023/02/20230124-20230124-R0000167.jpg)
どちらも同じ設定です。
- 1/1250
- F2.8
- ISO400
- イメージコントロール:ネガフィルム調
我が家の可愛い猫ちゃんが、テーブルの下でリラックス中。
柔らかい光も当たっていい雰囲気だったのですが、背景には生活感が……。
ブログで使いたいと思ったので、余計なものは写したくない。
そこで、前ボケで隠すと決めました。
写真のボケといえば、後ボケをイメージする方が多いと思います。
実際、後ボケはよく見ますし、プロっぽい写真のイメージそのものではないでしょうか?
後ボケと比べると馴染みのない前ボケですが、メチャクチャ簡単に作ることができるので、もう少しなにか欲しい時に重宝します。
前ボケの作り方は、レンズの手前に物を置く。
これだけです。
手前に置くものによっては、消えてしまう場合もありますが(ネット、フェンス等)
ある程度、存在感のあるものなら前ボケとして使えます。
今回の写真では、椅子の脚。
カメラにぶつかるほど近くに、椅子の脚を置いて撮っています。
実際に何度かぶつけました(汗)
ピント位置は、どちらも猫ちゃんの目です。
まずは縦構図から
![幾何学と構図、前ボケを添えて](https://kyotzi-camera.blog/wp-content/uploads/2023/02/20230124-20230124-R0000160-1.jpg)
大胆にズバッと縦に2本、前ボケのラインを入れて(赤直線)、写真を区切りました。
フレーム効果も軽く意識しており、メイン被写体の猫ちゃんを挟むように構図を組み立ててあります。
今回の、前ボケの目的でもある『邪魔なものを隠す』も、うまくいっています。
赤丸の部分は、幾何学模様を意識して配置。
空いたスペースをリズミカルにととのえます、連続した直線が作る模様面白い。
構図を構成している、『実際の物』は椅子とテーブル。
テーブルはともかく、椅子なら撮りながら簡単に動かせるので、いい場所を探しながら撮っていました。
つづいて横構図
![前ボケ](https://kyotzi-camera.blog/wp-content/uploads/2023/02/20230124-20230124-R0000167-1.jpg)
こちらは斜めにカットした構図、前ボケで写真の半分を埋めました。
赤丸の部分は先程と同様に、少しだけ幾何学模様を意識しています。
猫ちゃんを撮る時は、猫ちゃんの目線の高さがいいかなと。
猫ちゃんと目が合いますし、普段の生活で見ない高さなので新鮮味があります。
斜光というのは便利なもので、何でもきれいに写せます。
直射日光のような硬い光でも、曇りの日に窓から刺す光でも、斜めから当たる光の汎用性はとても高いです。
理由としては、立体感が出るから。
今回の写真でも、横からの光で陰影が付き立体感が出ています。
斜光で私が意識していることを1つ。
人や動物など、『顔』がある場合は、『顔』に光を当てること。
特別な意図があれば別ですが、基本的に顔に光を当てたほうが、いい感じになります。
横構図の方は、まさにそれを意識しました。
ふわっと撮りたいときなどは、斜光だと濃いなと感じるかもれないので、使い分けは必要。
自分のイメージを大切に、どう撮ろうと考えるとよいでしょう。
もしあまり光を意識して撮っていないなら、1度斜光を試してみてください。
今回の場合、1番難しいのは猫ちゃんの動き。
指示ができないので、タイミングを逃さないようにしっかり猫ちゃんを観察します。
このときのコツですが、構図を決めたらカメラのモニターは見ず、自分の目で直接猫ちゃんを見ること。
こうすると、シャッターチャンスに強くなります。
猫じゃらしなどを使って視線を誘導するのも良いですが、やりすぎると寄ってきて遊び始めるので注意(笑)
今回の写真を撮った時、私の頭の中はこんな感じでした。
人によって、何を考え、何を大切にするかは違うと思います。
私の撮り方が、何かしらの参考になれば嬉しいです。
その他の作例
まとめ
大胆に構図を決めるのも、写真の面白さの1つ。
連続した直線があったら、幾何学模様を意識するもの楽しさ。
上手く撮れた、気に入った写真になった時は、部屋に飾るなどして『生きた写真』にしてあげるのもイイものですよ!
![](https://kyotzi-camera.blog/wp-content/uploads/2023/01/20230121-20230121-A7R01695-800x533.jpg)
![](https://kyotzi-camera.blog/wp-content/uploads/2023/01/20230121-20230121-A7R01695-800x533.jpg)